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日本でイルカ水族館「閉鎖ブーム」は、いつ訪れるのか

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藤原英司さんが、毎日新聞に寄稿された記事があります。
何年も前ですが、地球生物会議 ALIVEでパネル展をしていた頃、会員の方から頂いた新聞記事のコピーです。

 

新聞の「私見/直言」のコーナーには、、藤原さんの率直な意見と言葉が載っています。

 


以下、内容からのまとめ
↓  ↓  ↓

(当時の)日本は、水族館のイルカショーが人気を博し、イルカ水族館の新設ラッシュが始まっている。ところが、欧米では、イルカ水族館は「閉鎖ブーム」である。イギリスでは30館ほどあった水族館はすべて閉鎖され、オーストラリアでも日本の企業が現地で経営していたイルカ水族館は閉鎖、イルカは海へ返された。アメリカ、カナダでも水族館のイルカやシャチを海へ返せという市民運動が活発化している。

野生のイルカは数千キロも遊泳し、超音波で交信、採食をする。その彼らをたかだか20〜30メートルのコンクリートの水槽に一生閉じ込めて見世物にすることが、甚だしい虐待だということは、正常な感覚を持った人なら、すぐにわかることだ。
狭い水槽では、高速で泳げず、超音波も水槽で音が反射するため使わなくなり、コミュニケーション能力や獲物探索能力も失われる。そして、プールの水は消毒薬や糞が大量に溶け込んで、これはトイレの浄化槽の中を死ぬまで泳がせるようなものだ。

イルカショーは、子どもに大変人気があり集客力があるため、お金のために水族館側はイルカショーを止めようとはしない。しかし、慢性的な過密と運動不足、汚水、反射騒音などのストレスから、水族館のイルカは短命で、野生時の3分の1にも満たないことが多い。

子どもに人気がある一方で、このような囚われのイルカの姿を見せることは、子どもに対して暗黙のうちに「相手が動物ならどのように扱ってもよい」という価値観を与えることになってしまう。これは環境教育上、好ましくない。

国際社会では、こうした反省からイルカ水族館は閉鎖ブームにつながった。
しかし日本では、地元の自然保護関係者が反対署名運動を起こし、全国から賛同の声が多く上がっても、水族館は難なく建設され開園となってしまう。

野生動物は野生のままに、という価値観が広まる中で、動物園、水族館そのものの存在が国際社会では問われている。
一時ブームになったサファリ動物園が次々と閉鎖されたように、近くわが国でも欧米と同じようにイルカ水族館の閉鎖現象が見られることになるだろう。
 

 


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水族館が支持される理由は、簡単にイルカに会えるからでしょう(これは、動物園のゾウなども同じ)。人は、イルカを見たい。会いたい。だからイルカを人間のいる陸上へ連れてこよう。監禁しよう。イルカは人間の欲望の犠牲になっています。

本来、イルカが見たいのならイルカがいる場所へ(※イルカの邪魔をしないように)人間が出向くことです。しかし、海外などに出向くとお金もかかるから、お金をたくさん持っている人じゃないと叶いません。また、イルカウォッチングといっても、必ずイルカに会えるとは限りません。
水族館(動物園)は、人間が見たいという要求に、必ず応えてくれます。

ただ、イルカをこの目で見たいからといって、イルカ本来の習性を無視して、狭い水族館に閉じ込めておくことがいいことなのでしょうか。

水族館の収容動物の死亡は日常的に起こっています。そのたびに動物が補充されて野生動物の命の使い捨てが続きます。
毎年更新されるイルカの命。補充されているということは、どれだけの数のイルカが死んでいるか、考えたことがあるでしょうか?

 




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欧米では、1970年前後から、動物の権利運動が活発に起こっています。こうした「動物の権利・解放」運動は、信じられないかもしれません。でも、ただ「知らなかった」だけなのです。人々が注目する話題しか報道しないメディアからの情報だけが全てでは、大切なことを養う目を失います。

それを、ピーター・シンガーの『動物の権利』ではデクスター・L・ケイトが「日本人と西洋人のあいだの哲学的ギャップ」と表しています。隠岐の島でイルカを解放し漁民に訴えられ、日本の裁判で有罪判決を受けた「隠岐のイルカ騒動」の詳細が、この本に書かれてあります。

「海の兄弟姉妹が苦しんでいるのを目撃して、彼らを助けようとした。私にはほんとうに選択の余地はなかった」と話すデクスター・L・ケイトは「イルカ殺戮の代替案をみつけることに関心を抱き」イルカ殺戮が起こらないよう努力し大きな希望を持っていました。しかしそれが叶わず、800頭〜1000頭のイルカが入り江にいて、槍で突かれ血を吹き出す光景を目の当たりにしてしまったのです。

藤原さんがおそらく何十年も前に予言していた「近い将来、イルカ水族館の閉鎖続出」は、日本ではまだまだ達成されそうにもありません。しかし、動物のために闘う人びとが新しい地平を切り開きつつあることは、世界の潮流であり確かなことだと希望を持っています。

 

 

 

 

 

 

動物園・水族館 | ねこまる | 08:31 |
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