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【悲劇】ライオン 狩猟のために飼育される

JUGEMテーマ:ペット

<朝日新聞より 2016.8.7>



ライオン 狩るため飼育

業者「ハンティングは文化」
保護団体「娯楽のために殺すな」


絶滅の危険性が指摘されるライオンを飼育して、スポーツハンティングの獲物にすることは許されるのか―。南アフリカで、その是非が論争となっている。業者側は「ハンティングは文化」と主張するが、自然保護団体は「娯楽のために動物の命を奪うな」と批判する。

南アフリカで論争

南ア北部ベラベラ近郊。敷地面積約6千任旅大な私有地の一角に、電気柵に囲まれた巨大なおりがあった。飼育されているのはハンティング用のライオンで、その数、約220頭。生まれた子は生後4ヶ月で親から引き離される。繁殖に向かなくなったライオンは約500僧イ譴進未了簍地に送られ、ハンティングの獲物にされる。

南アでは国立公園でのハンティングは原則禁止だが、私有地では認められている。客はガイドを雇い、銃やボーガンでハンティングに臨む。

ある業者のパンフレットには、仕留める動物ごとに料金が設定されていた。シマウマ(約13万円)、キリン(約40万円)に比べ、ライオンは高額だ。メスで約80万円、オスだと約200万〜約550万円。

牧場を経営していたという業者は、20年ほど前にハンティング用に変えた。電気柵で囲った私有地にキリンやシマウマ、カバやワニなど約4万頭がいる。3年前にライオンを加えたら客が増えた。

今では国内外から年約150人の愛好家が訪れるという。ほとんどが外国客だ。外国客のうち6割が米国、3割が欧州各国、1割が中国からだという。

業者は「ハンティングはアフリカの文化。我々の祖先も続けてきた」と話す。「牛や鶏を食べ、ワニや小動物を殺してバッグや毛皮を作っているのに、なぜライオンだけがダメなのか。禁止すれば野生ライオンの密猟が増え、生息数が減るだけだ」と訴えた。

施設に6千頭

世界自然保護基金(WWF)によると、アフリカ大陸に生息する野生ライオンは約3万〜3万5千頭。過去20年間で約3割減った。NGOによると、南アに生息するのは約4千頭だ。

一方、南ア政府によると、現在国内には約6千頭のライオンが、200以上の施設で飼育されている。ライオンを含めた国内のハンティング業界は、数百億円規模に脹れあがっているという。

ハンティング業者らで作る「南ア・プレデター協会」の代表は「雇用を増やし、多額の利益を国や地域に還元している。貴重な地場産業として考えるべきだ」と話した。



http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/30/cecil-the-lion-cartoonists-killed-dentist-walter-palmer_n_7908540.html

「事件」で非難

だが避難は強まりつつある。きっかけは、昨年7月の「事件」だ。

隣国ジンバブエの国立公園で観光客に人気だった「セシル」という名のライオンが、米国の歯科医に射殺された。歯科医らはセシルを保護区外へおびき出していた。メディアの非難を浴びた歯科医は「約600万円を支払っており、合法だった」と主張。是非をめぐる論争に発展した。

さらに同時期、南アのジャーナリスト、イアン・ミシュラーが、ハンティング用のライオン繁殖の実態を暴いたドキュメンタリー映像「ブラッド・ライオン」を公開。狭いおりで多数のライオンを飼育する様子や、殺すライオンを事前にネットで選んでからハンティングに挑む仕組みなどが報じられた。100カ国以上で放映された。

ミシュラーさんは「先住民は肉を食べ、身を守るために狩りをしていた。スポーツハンティングはアフリカの文化ではない。遊びで動物を殺しているだけだ」と批判する。「中止しても、観光業への影響は少ない。イメージダウンの方が悪影響だ」と訴える。

NGO「キャッチ」のリンダ・パーク代表は「多くのライオンがハンティングで『殺される』ために飼育されている。無慈悲な現実を多くの人に知ってほしい」と話した。(ベラベラ=三浦英之)


【新聞内容 ここまで】






http://www.cnn.co.jp/world/35068401.html

ハンティングはアフリカに利益をもたらさない

アフリカの森からライオンが姿を消している問題を悪化させている、トロフィーハンティング(狩猟)。その最大の責任は、アメリカ人にあると言われます。アメリカで娯楽目的に殺されたライオンの約60%は、ハンティングの記念品(トロフィー)としてアメリカに持ち込まれています。

特に、富裕な外国人ハンターたちが狙うのは、成体のオスです。個体が大きければ大きいほど、部屋に飾って見栄えがするからです。

繁殖業者は「トロフィーハンティングは地元の人々に多額の利益をもたらし、彼らを貧困から救っている」と主張しますが、それを裏付ける証拠はありません。当該地域のコミュニティーが潤っているのは、トロフィーハンティングが生み出す利益のうちの、わずか3%に過ぎないと言われています。残りの利益の大半は、当該国の政府や国外のハンティング用具業者が手にしています。

裕福な人がお金を払って野生動物を殺すのは、ライオンを娯楽のために殺す行為が一般的で合法となっているからです。そこに多くのお金が動けば、業者は後を絶たず、政府も本気で止めようとはしません。

ハンティングが生み出す需要よりも、アフリカに野生動物を見に来る観光客や、環境にやさしいツーリズムなどの参加者がもたらす膨大で重要な収入源を途絶えさせてしまえば、アフリカ全土の人々が損害をこうむることになります。何より、ハンティングを続けることは、人類の進化にとっても大きな損失です。

動物と人間の関係は、すべて人間次第、人間の振る舞いで決まります。
自然と人間の共存が叫ばれているいま、私たちは共存への道を真剣に考えていかなければなりません。

 

狩猟 ハンティング | ねこまる | 12:15 |
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