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日本でフォアグラが流行っている?ファミマのフォアグラ弁当販売中止
JUGEMテーマ:グルメ



ファミリーマートが、販売を予定していたフォアグラパテ添えの黒毛和牛入りハンバーグ弁当の販売を中止しました。

1月30日、モーニングバード!で「フォアグラ弁当が販売中止の波紋」の報道がありました。


**** 報道内容  要約*****

世界三大珍味のひとつ、フランス料理などで使われる代表的な高級食材であるフォアグラ
そんなフォアグラが低価格で食べられるはずだったが、「お客様から頂戴したご意見や諸外国におけるフォアグラに対する見解の違い、フォアグラ自体の生産過程などをふまえ、弊社内で慎重に検討した結果、当該商品の発売を見合わせることになりました」とファミリーマートが発表。

今回販売が中止になったのは、ファミマプレミアム黒毛和牛入りハンバーグ弁当〜フォアグラパテ添え690円(税込み)。

690円でフォアグラを口にできるチャンスだったが、消費者から「フォアグラの生産法は残酷で、そうした食材は使わないでほしい」というクレームが22件寄せられ、不快を与えるのは本意ではないとしてファミリーマートが販売中止を決定した。

ここ最近、日本でもファミリーレストランや居酒屋で比較的リーズナブルで味わえる機会が増えた高級食材フォアグラ。

フォアグラ専門店「アジルジョーヌ」のオーナーシェフは「ほぼ毎日満席で売り上げは順調」。
このお店では、1000円以内でフォアグラが楽しめる茶碗蒸しやフォアグラ100%の濃厚テリーヌ1600円や本格的なフォアグラ料理(フォアグラ×鴨胸肉×トリュフソース2630円)を提供し、日本中の舌を喜ばせている

フォアグラ料理を食べに来た客:「そんなに手に入る物じゃないみたいなイメージがあったから」「この価格でこの味わいが楽しめると思うとすごいと思う」

Qなぜ今、日本でフォアグラが流行っているのか?

ミートジャーナリストの回答:
「伝統的なヨーロッパのマーケットは縮小傾向にある。その分をアジアに向けて出し始めているのではないか。フォアグラをたくさん使って安く提供する。その他の商品で利益を取るようにし、お客さんにいっぱい来ていただく」

今回の生産方法が残酷というクレームを受け、販売が中止となったフォアグラを使用したお弁当。

ミートジャーナリスト:
「ガバージュといって強制的に飼料を食べさせる。それで肝臓が脂肪肝になるが、これが動物愛護から非常に非難されている」

フォアグラの生産方法は、強制的にエサを食べさせ肝臓を肥大化させる。
欧米では考え方で賛否が分かれている。

カリフォルニア州では、2012年から強制的にエサを食べさせるフォアグラの生産と販売を禁止する法律を施行。
シカゴでは2006年に販売を禁止したが、2年後にレストラン協会からの抗議で撤廃。
ドイツやイタリアなど14か国で強制的な餌やりでの飼育を禁止。

一方、フランスでは2006年「保護すべき文化と美食」と認定する法律が成立。

NPO法人アニマルライツセンター代表理事:
「国際社会の中では残酷だというのが定説。日本人の場合、問題点を知らないということで多くの方が高級食材として食べる。裏側を知ったうえで一度きちんと考えなければいけないような残酷さを持っている」

日仏料理協会会長:
「フォアグラを取るためにガチョウを飼育しているのは確か。あとは捨てるのじゃなくそれ以外の部位、胸肉やもも肉などもちゃんと食肉利用している。霜降りの和牛、可哀想なんだからあんなことしてはいけないなんて誰が言いますか?食べない人たちが言うんですよね?」

日本でも比較的リーズナブルに食べることができるようになったフォアグラ。しかし、その食文化への考え方は、日本国内でも賛否が分かれている。


**** 要約 ここまで *****

以上が、ニュース(ナレーション) でまとめた内容。
これに対し、レギュラーゲストがいろいろな意見を述べていました。
「極端な人たちの物言いでネット上で極端な議論がされている。浅く扱うことではない。感謝の思い、命に対する尊敬の思いを持つことから始めてみませんかという呼びかけが何もないことがすごく残念」
「渡りの季節になると脂肪肝になる時期がある。たまたま食べて美味しいからこういう風に作ろうと、意図的に残酷に作ったという歴史があるわけではない」


この報道では、強制肥育という言葉がでてきても、「クレーム」と「(生産方法が)残酷」という言葉が一人歩きしていて、何が問題なのか関心のない人には伝わらないのじゃないかなと思いました。

食品表示アドバイザー垣田達哉氏が、今後の動向を話していました。
「食そのもののあり方が変化してきている。グローバル化により、それぞれに干渉するようになってきている。それに企業側は対応せざるを得ない。企業が一番困るのはクレーム対応。クレームを一番避けたがる。商品開発は企業の一部の小さな部署で行うが、クレームはトップまで上がり、トップ判断が入る。いろいろな形で気を遣わなければならなくなった。今後は、海外からのクレームが増えてくる


私たちは何も考えないと「高級感」や「手に入りにくい」といった、企業や業界、報道が植えつけるイメージに踊らされがちです。しかし、「食文化の違い」とか「食べない人たちが文句を言う」と言い続けていられるのも、時間の問題かもしれません。



http://www.abc.es/fotos-sociedad/


フォアグラの作り方(ガヴァ―ジュ)フランス・ピレネー地方

http://youtu.be/Jpe6kjQ0IXM


ミヤネ屋 ▽なぜ?人気コンビニフォアグラ弁当が発売開始の直前中止に

http://youtu.be/STs1PH1eus4


この報道で、すぐに『豚は月夜に歌う―家畜の感情世界の本に書かれてあったフォアグラのことが頭に浮かびました。

私たちは、ガチョウやアヒルを「食材」や「羽毛」としか見ていないが、水鳥である彼らはかつて野生だった、それを家禽化によって、本能を奪い、利用していることに思いを馳せる人は、果たしてどれほどいるのだろうか。
強制肥育にしても、人に一日14キロのスパゲティを無理やり食べさせるようなものだと想像してみてほしい。そして、ガチョウの肝臓をおぞましい方法で肥大させる、これを現代特有の悪習だと考え、昔の人々はもっとガチョウに優しかったと思いがちであるが、それは誤解で、昔も今も残酷なことをしているということも、知ってほしい。

「残念なことに、日々の暮らしのなかで鳥に敬意を抱いている人はあまりに少ない」−『豚は月夜に歌う―家畜の感情世界』より


食べることに感謝の念を抱くとか、信念の違いなどを言う前に、彼らが野生であった頃に思いを馳せ、その野生の本能・習性を共通の理解とすることが土台にならなければいけないように思います。


フォアグラ | ねこまる | 00:45 |
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