ベトナム:クマのサンクチュアリが立ち退きの危機!

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◆Animals Asia Foundationから緊急署名のお願い

ベトナムのTam Dao National Park内にあるAnimals Asiaのクマのサンクチュアリに対し、農務省から立ち退き命令が出ました。クマ牧場などからレスキューされた104頭のクマが行き場を失い、77名のスタッフも仕事を失います。
この件に関し、ベトナム首相にメール、またはオンライン署名にご協力お願いします。





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<ALIVE-news より転載>

◆クマ保護施設が立退きの危機

Animals Asiaより緊急ニュースとして連絡がありましたのでお知らせします。Animals Asiaはベトナムにクマ牧場からレスキューをしたクマたちのサンクチュアリをTam Dao National Parkにもっていますが、その立ち退き命令が出ているとのことです。

※私たちにできることは以下の方法があります。
ー鸛蠅房蟷罎鯀る
⊇靆召縫汽ぅ鵑鬚垢
ソーシャルネットワークを使いこの件を拡散する



.戰肇淵犲鸛蠅亮蟷罎料信は以下のサイトに行きます。
http://www.animalsasia.org/index.php?UID=7PL8339IUCX

中央に以下のセンテンスがあるので、クリックをするとメールが立ち上がりますので、そのまま下に英語で名前を記入して送るだけです。

1. Email The Honourable Prime Minister Mr Nguyen Tan Dung

<手紙の内容を以下に和訳しました>
グエン・タン・ズン首相殿

タイ政府によりTam Dao National Parkのある世界レベルでも大規模なAnimals Asiaのベアサンクチュアリが立ち退き強いられていることを知りこの手紙を書いております。

Animals Asiaとタイ政府の間で、Tam Dao National Parkの12ヘクタールは永久的に200頭のクマを違法なクマ牧場から保護し、レスキューセンターとしてリハビリテーション施設と使うことで同意を交わしています。この立ち退き令はそれに反する行為です。

立ち退きをし閉鎖に至ると、現在いる104頭のクマの居場所がなくなり、77名の従業員が失職しUS$2百万のロスをAnimals Asiaに与えることになります。
どうかこのAnimals Asiaに対する立ち退き令を撤回し、取り交わしている同意を誠意を持って守ってください。

(名前を英語で記入ください)


⊇靆召鬚垢詈法です。
2. Sign our petition
↓  ↓  ↓
署名ページ:
http://www.animalsasia.org/index.php?UID=N0BRR1F5I6F


ソーシャルネットワークを使いこの件を拡散する方法です。
3. Spread the word
 Email your friends
 Share it on Facebook

これはソーシャルメディアなどで広くニュースを拡散したい方向けです。
皆様、どうぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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■以下、Animals Asiaウェブサイト記事
(原文より一部割愛し翻訳)
http://www.animalsasia.org/index.php?UID=HNL6E4VTP0D

ベトナムのクマ保護施設が立ち退きの危機に直面

アニマルアジアが持つベトナムのタムダオ国立公園内のベアレスキューセンターが立ち退きの危機に直面している。
これは公園の責任者、ドゥ・ディン・ティエン氏の強い圧力によるものである。

10月5日(金)国防省の指令により、農業農村開発省(MARD)はアニマルアジアに対しレスキューセンターで保護されている104頭のクマとセンター自体の立ち退き令を出した。
これはティエン氏のロビー活動によるもので、国防省はレスキューセンターの土地を“国立重要地”に使用するとしている。

ティエン氏は2011年の4月よりアニマルアジアに、センターの土地を放棄するように圧力をかけていた。自分の娘が投資をしているツロング・ジァング・タムダオ・ジョイントストック社にその土地を渡すためのようだ。同社は既にこの土地で“エコツアリズムパーク”の開発と、ホテルを建設するべく申請を出している。

立ち退きにより以下の影響が出る。
●ベトナムのクマ牧場や密猟から保護された104頭のクマの居場所がなくなる
●77名のスタッフが職を失う
●US$2百万をかけて作ったサンクチュアリがなくなる

レスキューセンターに経済を頼っている地元も大きな打撃を受ける。またクマ牧場の廃止に尽力をするというベトナム政府の約束にも不信感が募る。

この立ち退きは、2005年にベトナム政府がアニマルアジアと交わした同意に真っ向から反するもの。同意は公園内の12ヘクタールの土地を利用し、レスキューセンターとして施設を建築すること、そこで違法に熊胆のために使用されたクマを200頭収容できる施設にすることであった。この同意をもとに、アニマルアジアは建設費を2億5千万円以上かけて施設を建てた。
レスキューセンターには、現在104頭のクマが生活している。
小さなケージに閉じ込められ、熊胆生産に使われていたクマたちが、数年かけてリハビリしトラウマ状態から次第に快復してきている。移動のために、このクマたちは再度ケージに入れられ、再び身体的、精神的な苦痛とストレスを味わうことになる。新しい施設建設には、少なくとも2年は必要であるため、クマたちはまた長期間ケージでの生活を強いられることになる。
最終決断はベトナム首相のもとに行き、そこで下る。しかし、国防省は非常に力を持った機関であり、首相も強制的に立ち退きに同意することになるかもしれない。
“グエン・タン・ズン首相が2008年に発した指令が公園の責任者により覆されようとしていること、またティエン氏がかげで国防省に影響を与えていることも気づくべきである。
これは国防の問題ではなく、金儲けの話である。ティエン氏は、首相がクマ牧場で虐待されていたクマの保護をするために、使用を約束をした土地を私欲のために使おうとしている。”
“センターを立ち退のかせると、自分の娘がプロフィットを出せるのだ。そんな人間に権力を与えてはならない。”

アニマルアジア ベトナム ディレクター
チュアン・ベネディセン 

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※転送・転載可です。転載・転送される場合は[ALIVE-news]より転載と明記してください。

NPO法人地球生物会議(ALIVE) 事務局
http://www.alive-net.net/






ベトナムでも、クマ牧場や密猟が存在し、クマは虐待され熊胆のために利用されています。
そうして人間に利用され傷ついたクマたちの保護施設が、首相公認のもとに建設されていて、政府もクマ牧場を廃止しようと国民に約束していました。それにも関わらず、私欲のためにその土地を利用しようとしている人たちがいて、クマのサンクチュアリが存続の危機にさらされています。

クマが追い出され、“エコツアリズムパーク”の開発と、ホテルが建設されようとしています。

◇  ◇  ◇

※「CFTあしたへの選択」さんのフェイスブックより
http://www.weanimals.org/gallery.php?id=29(フォトアルバム)

熊胆ファームでは、熊たちは振り返ることも出来ない狭い檻の中で5年から長ければ30年という年月を過ごすことを強いられます。このフォトアルバムは、 Animals Asia が熊胆ファームから熊たちをレスキューしケアをしている様子です。(撮影:動物保護フォトジャーナリストの Jo-Anne McArthur さん from " We Animals" )立ち退きを強いられているベトナムのTam Dao サンクチュアリーの熊たちも写っています。このサンクチュアリーの運営が継続され、苦しい熊胆ファームから保護された熊たちがしあわせに生きてゆけるよう、地方開発省大臣宛にレターを送って下さい。


<秋田・八幡平クマ牧場のヒグマ>全頭受け入れ、署名は終了

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<JAVAより>

<秋田・八幡平クマ牧場のヒグマ>引取り先が決まったため、署名を終了します

先日、ご協力のお願いをしました、日本熊森協会が行っている秋田・八幡平クマ牧場のヒグマたちを助けるための署名には、早速、多くの方にご協力いただきましてお礼申し上げます。

報道等でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、北秋田市にある阿仁クマ牧場が、残ったヒグマ全頭の引き受けを表明しました。
これにより、「終生保護飼育」を求める今回の署名は終了します、との連絡が日本熊森協会からありました。

これまで集めていただいた署名は、集約して日本熊森協会が秋田県知事に提出いたし ますので、9月中着で下記の八幡平クマ救命委員会にご郵送ください。


阿仁クマ牧場には、現在、80頭近いツキノワグマと1頭のヒグマがいます。
八幡平のヒグマを引き受けるにあたって施設の新設をし、来年、移送予定です。
それまでは、引き続き八幡平クマ牧場で世話が続けられます。
すでにあるツキノワグマの施設、そして新設するヒグマの施設をできるかぎり自然に近いものにするよう、日本熊森協会は働きかけていくとのことです。


■お問合せ先/署名送付先■
八幡平クマ救命委員会
【正式名称:八幡平クマ牧場クマ終生保護飼育を願うオール日本救命委員会】
事務局:〒662-0042 兵庫県西宮市分銅町1-4
一般財団法人 日本熊森協会 内    
TEL:0798-22-4190
FAX:0798-22-4196
E-mail:http://lifesaving.hatimanbears.org/index.php/contact


一般財団法人 日本熊森協会のホームページ
http://kumamori.org/


2012.9.3 JAVA事務局

NPO法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA)
http://www.java-animal.org/

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署名期限は2012年10月末の予定でしたが、秋田県知事の8月27日記者会見「北秋田市長の申し出を受け、阿仁クマ牧場でヒグマも全頭飼育することに」という発表を受け、2012年8月27日打ち切りました。
炎天下、署名にご協力くださったみなさん、本当にありがとうございした。
これまでに集まった署名、または10月末までに集まった署名は、すべて秋田県に送るか、秋田県知事に手渡します。

目標署名人数 10万人 目的達成につき中止
現在署名人数 10354人 (2012.8.31現在)

◇  ◇  ◇

<朝日新聞 マイタウン秋田より>

全頭受け入れ意向
2012年08月25日

北秋田市の津谷永光市長は24日、鹿角市の秋田八幡平クマ牧場=廃業=に残るクマ27頭を市内にある阿仁熊牧場で受け入れる意向を県に伝えた。飼育員の増員や飼育舎の新設など予算面で県などの支援が得られることが前提で、今後、受け入れ時期や頭数など詳細について県と話し合う予定だ。

意向は、この日午前、北秋田市から県に伝えられた。津谷市長は受け入れる理由について「残されたクマが殺処分になれば、全世界から非難され、秋田県のイメージが悪くなる。観光などに影響が出る」と述べた。さらに「北秋田市にはマタギ文化があり、クマは神様からの授かり物としてきた。すぐ近くにあるクマ牧場を持つ市として引き受けたい」とした。

県によると、ヒグマ6頭が逃げ出し、2人が死亡した八幡平クマ牧場には現在、ヒグマ21頭、ツキノワグマ6頭がいる。このうち、北秋田市がツキノワグマ6頭、高知市、茨城県の動物園がツキノワグマ1頭ずつ、埼玉県の動物園が純血のヒグマ1頭の受け入れを表明していた。

県は残されたクマの飼育のため、臨時職員3人を雇用しているが、予算措置は10月いっぱいで終了する。県生活衛生課の加沢敏明課長は「非常にありがたいこと。県がいつまで飼育の面倒をみるのかや、議会の承認という問題もある。北秋田市の考えを聞いて検討することになる」と話した。
(http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001208250001)

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動物を助けることに関しては、動物がヒトという動物種ではないがために、その種差別から反論されがちです。
しかし、北秋田市の市長が、「残されたクマが殺処分になれば、全世界から非難され、秋田県のイメージが悪くなる」と言及していることから、こうしてネットなどを通して情報が世界で共有されていることが、判断にインパクトを与えていると感じます。

それは、純粋に、クマの命を助けたいというものではなく、利己的なものであっても、こうした決断が結局はクマの命を救うことにもつながって、その結果の積み重ねが、今まで「殺して当然」だったのが、「殺さず、生かそう」ということにつながっていくのだと思います。動物問題の解決には、こうした一つひとつの小さな積み重ねが必要です。
助けるにも、お金の工面など、問題は多々ありますが、それでも「生かそう」という方向での解決に向けて尽力していくことが、人間の務めだと思います。



(秋田県観光総合ガイドより)
http://www.akitafan.com/sightseeing/detail.html?data_id=2089

●「クマ牧場」の変革を

本来、野生のクマは数千ヘクタールという広いテリトリーの中で単独生活をしています。しかし、クマ牧場では、狭い囲いの中に何十という数を入れるので、ストレスによる闘争・傷害が絶えません。

クマ牧場の施設は鉄とコンクリートで作られ、彼らが本来生きている自然環境について知らせるものが何一つないところがほとんどです。
クマ牧場は、野生のクマの尊厳をおかし野生のクマについての誤った認識を与えてしまいます。
このようなクマ牧場は、本来あってはならない施設です。
春グマ駆除について

クマ牧場の多くは、もともと春グマ駆除で捕獲された子グマを商業利用する意図で作られたものです。今後も野生のクマを捕獲することを容認するものであり、クマの胆嚢の供給源となるおそれがあります。

※野生動物の有害駆除は、農作物被害等に対して自治体の許可を受け公費によって行われる業務です。しかし、「春グマ駆除」(予察駆除)は、被害の実態がないにもかかわらず、事前に駆除頭数が決められ、予防的に行われています。その背景には、春先のクマの胆(胆嚢)が高く売買されるという悪習があります。公費で行われる有害駆除によって特定の人に利益がもたらされることは不正であり不当です。


●地球生物会議ALIVE クマ牧場の改善・閉鎖へ
      
秋田県の熊牧場
http://www.alive-net.net/zoocheck/kumabokujou/index.html

秋田県には、八幡平クマ牧場、阿仁クマ牧場という2つのクマ牧場があります。
2011 年5月、八幡平クマ牧場に関する情報が寄せられました。ALIVEでは、10月末に現地調査を行い、その結果を踏まえ、秋田県へ質問書を提出しました。

next八幡平クマ牧場現地調査映像(2001年5月、2011年10月)
●八幡平クマ牧場現地報告 給水設備の改善2012.5.16
●八幡平クマ牧場現地視察レポート(概要)2012.5.8
●八幡平クマ牧場の問題に関するALIVEの見解 2012.4.27
●八幡平クマ牧場の問題点 2012.4.20
●秋田県内のクマ牧場の飼養状況等に関する公開質問書に対する回答 2011.12.1
●秋田県内のクマ牧場の飼養状況等に関する公開質問書2011.11.15


八幡平クマ牧場:ALIVEの現地レポート&秋田県の取組、今後について

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<ALIVE-newsより転載>

◆八幡平クマ牧場:残されたクマに対する秋田県の取組

当会では5月1日から4日にかけて、八幡平クマ牧場の現地視察を行い5月8日に現地視察レポート(概要)をHPに公表しました。
http://www.alive-net.net/zoocheck/kumabokujou/kuma-hachimantai5.htm

現地視察時には、飼育舎に設置されている給水槽は水の循環がされておらず、飼育舎によっては汚水に近いほど水が汚れていましたが、その後、秋田県職員のご尽力によって新鮮な水を飲むことができるようになりました。
http://www.alive-net.net/zoocheck/kumabokujou/kuma-hachimantai6.htm

また、昨日(5月16日)には、秋田県が正式に日本動物園水族館協会に対し、当該牧場に残されたクマの引受先確保のための支援依頼を出しました。
一般の動物園で引き受けを行うには、個体ごとの年齢、性別、健康状態、入手元などの情報が必要不可欠ですが、その把握に向けて、秋田県が同日、クマの専門家を現地へ招致し、個体調査を行ったことが報道されましたので、お知らせします。

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個体記録作成へ専門家調査・・・クマ牧場
(2012年5月17日 読売新聞秋田版)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120516-OYT8T01140.htm

譲渡先確保、動物園協会にも支援依頼

鹿角市八幡平の「秋田八幡平クマ牧場」でヒグマに襲われて女性従業員2人が死亡した事故で、県は16日、残されたクマ29頭の譲渡先探しのために個体記録を作ろうと、クマの生態に詳しい専門家を現地に招き、クマの健康状態などの個体調査を行った。また、県は同日、日本動物園水族館協会(東京)に対し、協会に加盟する動物園でのクマの受け入れについて、支援を求める文書を送った。

(略)

県は今後、小松氏の協力と、長崎氏からの聞き取りなどで、クマの性別や推定年齢、血縁関係などをまとめる。今月初め、牧場の実態を視察した動物愛護のNPO法人「地球生物会議」(東京)の調査結果と併せて個体識別表を作る。
一方、県は、長崎氏が今月末にも牧場を閉鎖する意向を示していることを踏まえ、日本動物園水族館協会に送った文書の中で、「クマの管理と引受先の確保が喫緊の課題」「県としてクマの取り扱いに苦慮している」として、同協会に加盟する動物園に情報提供するなど譲渡先確保への支援を依頼した。

全国86の動物園が加盟する同協会は22〜24日、北海道旭川市で理事会と総会を開く。同協会の担当者は取材に対し、「譲渡には正確な頭数や健康状態、捕獲場所などの把握が必要。まずは理事会で文書の内容を協議したい」としている。

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※転送・転載可です。転載・転送される場合は[ALIVE-news]より転載と明記してください。

NPO法人地球生物会議(ALIVE) 事務局
http://www.alive-net.net/


 【転載 ここまで】


現地視察の結果、ヒグマがコグマを2頭出産していたということですが、閉園を考えていたにも関わらず、繁殖制限対策が講じられていませんでした。
また、マイクロチップによる個体識別がされておらず、管理台帳も作成されていません。個体の年齢・性別・入手元に関する情報も不明です。

餌は、県内4施設(病院・老人ホーム等)から供給される残飯です。観光客が買ってクマに投げ与えるパンは、カビが生えていたものもあったという情報もあります。 強いクマが弱いクマの食事を妨害していたことによって、痩せたクマもいます。水は、汚水に近いもので、濁った水でした。残雪を食べているクマもいました。

動物愛護管理法で義務付けられているマイクロチップによる個体識別がなされておらず、繁殖制限措置も行わず、専門家もおらず、管理責任者も知識や経験が不足している中で、クマの本来の生態に基づく健康管理がされておらず、福祉の概念も欠落した飼育がなされていました。


特定動物の管轄は県であり、市はクマ牧場への立ち入り権限はないといいます。住民から苦情があっても市は直接住民に対応することができず、今後も全国各地でこうした惨状が野放しにされる可能性があります。

そもそも、特定動物の飼養許可基準が甘く、繁殖制限も義務化していないといいます。
小熊は、観光客目的で、集客のために利用されます。そのために母熊は繁殖を強いられ、生めば子どもを、赤ちゃんを取り上げられ見世物にされる。その母熊の気持ちを思えば、こんな残酷なことはできないでしょう。
これは、動物園や水族館など、動物を展示している施設全体に言えることです。

法改正はもちろんのことですが、私たち人間一人ひとりの、動物に対する意識の改革も、求められています。


八幡平熊牧場についての秋田県知事の記者会見

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<ALIVE-newsより転載>

◆八幡平クマ牧場:秋田県知事の記者会見

先日、秋田県知事の記者会見が行われましたが、その大半はクマ牧場問題についての内容でした。

秋田県知事会見動画
平成24年5月7日(月) 【定例記者会見】
http://webtv.pref.akita.jp/kaiken/24/index.html

県知事の会見の主な内容は、
「クマ牧場が作られた当時は、特定動物の飼育に関して何の規制もない時代であり、まず県が特定動物の飼育規制の条例を定めた。
その後に国の法律(動愛法)で規制が定められたのが6年前のことでルールが後追いをしている。
それに基づいて飼養許可をしてきたという点では、法律の問題でもある。
事故については許可を出した行政にも責任がある。
しかし、許可を出さないとその動物はどうなるのかという悩ましい問題が出て来る。何とかクマを生かしてやりたいので、譲渡先を探しているが、なかなか難しいものがある。
現在は、緊急避難として、県が餌を与えたり、管理を手伝っている。」
とのことです。

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記者会見を報じた記事

知事、県責任認める
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001205080002
2012年05月08日 朝日新聞

秋田八幡平クマ牧場(鹿角市)の女性飼育員2人がヒグマに襲われ、死亡した事故をめぐり、佐竹敬久知事は7日の記者会見で、県の責任を認めた。牧場に残るクマ27頭の飼育をめぐり、えさをやる経営者の長崎貞之進さん(68)=大館市=に同行する職員を同日から派遣し始めたほか、公費によるえさ代の一部負担を検討する方針を明らかにした。

佐竹知事は会見で、記者の質問で責任を問われ、「全く責任がなかったことにはならない」「許認可庁として責任がなかったとは言えない」などと述べた。職員の牧場派遣は長崎さんの作業の安全を確保するなどの目的で、当面の対応として1日おきのえさやりに3人を送り込むという。

県はそのほか、現在、残飯を供給している大館、鹿角両市内の施設のうち近く打ち切る意向の施設もあるため、県が犬や猫を保護した際のえさ代として確保している約20万円を充てることを検討する考えも明らかにした。

えさについては県外の個人と団体計4者から寄付の申し出があり、2日までに3者から穀物などの飼料計305キロが届けられたという。
今月1日から現地調査に訪れた動物保護団体「地球生物会議ALIVE」(東京)からは約千キロのドッグフードが寄せられたという。

県は日本動物園水族館協会(東京)を窓口にするなどし、全国に引き取りを打診する準備も進めている。

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<行政による一時的管理に関して>

現在、八幡平クマ牧場では、従業員が死亡したため、経営者が一人でエサ集めやエサやりを行っており、安全面からも危険な状態であるため、秋田県が一時的にクマの飼養保管の援助を行っています。

なお、一般論として、管理能力の失われた事業者に代わって行政が、一時的に管理するという事態はあり得えます。

たとえば、産業廃棄物の不法投棄などの事件では、産廃業者が倒産していたりした場合、その撤去を行政が行います(代執行)。
銀行などが破綻したとき、緊急避難として国が債権を肩代わりすることもあります。原発事故では、本来なら東電がすべての後始末を行うべきですが、それができないので、国が多額の費用を肩代わりしてやっています。
これは結局、住民の税金で行われることですので、このような事態にならないように、法律で、事業の破たん時の対策がなければ許可を出すべきではない、ということになります。


※転送・転載可です。転載・転送される場合は[ALIVE-news]より転載と明記してください。

NPO法人地球生物会議(ALIVE) 事務局
http://www.alive-net.net/


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バブル期には、こうした施設がブームのように出来たそうです。そんなブームで作らないでほしい。

法律がちゃんと機能していないから、そしてもともと不備だらけだから、こうした事故が起こっても、法律を隠れ蓑にされてしまう。
「厳しくするなんて、できない」なんて言わせてしまう動物愛護管理法。

この事件が起こった時、飼育員の年齢を知って驚きました。高齢の女性が飼育員になっている。しかも、施設全体で、管理者含め、たった4人。そして、みな、70歳前後。 熊も人間も軽視している。
きちんと運営しようとすれば、結局お金がかかってしまう。 「生かしておきたい」という善意、それは善意から始まったかもしれませんが、入口を閉めないと、蛇口から水があふれたときの対処が万全でないならば、悲惨な事故につながります。

起こってしまってからでは遅すぎる。


【八幡平クマ牧場(2001.5.26)地球生物会議(ALIVE)撮影映像】



【八幡平クマ牧場(2011.10.28)地球生物会議(ALIVE)撮影映像】



生きものに罪はない。
すべては人間が引き起こしているもの…


八幡平クマ牧場の報道記事&現地視察レポート(概要)

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<ALIVE-news より転載>

◆八幡平クマ牧場:報道記事

4月に茨城県と秋田県の2つの施設で相次いで、特定動物による人身事故が起こり、3名が死亡しました。
この2つの施設とも、当会がこれまで長年、監視を強化するように地元の行政に要望してきたところですが、起こってはいけない事件が起こってしまいました。
なお、5月1日から4日まで、ALIVEの調査員2名が現地視察をしたことなどが、記事として報道されていますので、お知らせします。

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クマ牧場「踏み台」雪まだ1メートル
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001205020005
2012年05月02日 朝日新聞

◇記者、経営者に同行

秋田八幡平クマ牧場(鹿角市)で女性飼育員2人がヒグマに襲われて死亡した事故で、経営する長崎貞之進さん(68)=大館市=が1日午前、朝日新聞社に牧場を公開した。4月20日の事故後、報道機関が敷地内に入るのは初めて。

6頭のヒグマが逃げたとみられる飼育施設は、事故当時、重機で破壊した壁やトタン板が散乱したままで、騒然とした当時を思い起こさせた。

飼育施設のえさやり場に向かうと、体長1メートルを超えるヒグマなど約10頭を見つけた。長崎さんが近づくと、クマは一斉に鉄格子を揺らし、うなり始めた。このえさ場では、亡くなった女性飼育員らが大館市の病院などから集めた残飯を週に3回、外から投げ込んでいたという。

さびが目立つ鉄格子をよく見ると、飼育員の清掃用に設けた出入り口の扉3カ所に、施錠されたままの南京錠がかかっていた。近くには、事故当時に女性飼育員がクマに与えようとしていたというりんごが木箱いっぱいに入ったまま残されていた。

 (略)

◇「規制強化する必要」

野上ふさ子地球生物会議ALIVE代表の話
クマなどの特定動物の飼育について定めた動物愛護管理法は、飼育者にクマの専門知識を求めておらず、(参入の)ハードルが低い。今回のケースのように飼えなくなる場合を想定して引き取り先を明記する必要もない。改正の議論が交わされており、規制を強化する必要がある。
牧場経営者は閉園の意向を表明しているが、27頭の受け入れ先を探すのは難しく、経営者や行政、わたしたちだけでは解決できない。
いろいろな方々の手を借りることが必要だ。

◇管理・監督責任 県が認め陳謝

秋田八幡平クマ牧場の管理・監督責任について、県は1日の県議会福祉環境委員会で、動物愛護管理法の定めがない範囲で指導上の不行き届きがあったと認め、陳謝した。県の責任について、これまでよりも踏み込んだ。

委員会では、適正管理に必要な管理台帳の指導をめぐり、委員の県議が「法令違反がないからそのまま許可した、というのは通用しない」と改めて指摘。佐々木弘・生活環境部次長は「運営許可に法的な問題はなかった」とする一方、頭数も把握できていなかった実態を踏まえ、「もう少し厳しく指導すべきだったと思う」と述べた。

◇給餌や給水状態を調査

NPO法人地球生物会議ALIVEの調査員2人が1日、鹿角市の秋田八幡平クマ牧場を訪れ、27頭の調査を始めた。同会議による現地調査は4月20日の事故後、初めて。閉園の意向を示す長崎さんが、「クマの引き取り先を探してほしい」と支援を求めた。

県によると、1人は獣医師で、もう1人は動物行動学の修士課程を修了した人という。この日は長崎さんや県職員2人が立ち会うなか、給餌(きゅう・じ)や給水の状態などを見て回った。調査は4日まで続ける。

この日、現地調査に立ち会った庄司浩久・県生活衛生課副主幹は「一義的には経営者に飼養者としての責任があるが、調査員と意見交換したい」と語った。

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クマ牧場経営者、月内閉鎖の意向 受け入れ先が問題に
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20120502f
2012年5月2日 秋田さきがけ新報

鹿角市の秋田八幡平クマ牧場死亡事故で、男性経営者(68)が1日、月内にも閉鎖したいとの考えを明らかにした。

同牧場のクマは現在27頭。問題となるのはその行方だが、県内外にある7カ所のクマ牧場はほとんどが「受け入れ困難」としている。
八幡平のクマは、個々の飼育情報の管理が不十分なことなどが理由だ。
北海道では2004年に経営難で閉鎖したが受け入れ先が見つからず、ヒグマ10頭を飼育し続けている牧場のケースもある。

国内のクマ牧場は、本県の秋田八幡平クマ牧場と阿仁熊牧場(北秋田市)を含め計8カ所。県外では北海道の4カ所をはじめ、岐阜県と熊本県に各1カ所がある。

受け入れ困難の理由について、阿仁熊牧場は「将来的に頭数を減らす計画があるほか、おりにも余裕がない」。北海道壮瞥(そうべつ)町の昭和新山熊牧場は「新たにクマを入れると、現在飼育しているクマから攻撃される恐れがあるため」としている。
(2012/05/02 11:01 更新)

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クマ牧場事故 給餌や給水を確認 動物愛護団体が視察
2012年5月2日  読売新聞

鹿角市八幡平の「秋田八幡平クマ牧場」で4月20日、ヒグマに襲われて2人が死亡した事故で、東京都の動物愛護団体のメンバー2人が1日、同牧場を視察し、飼育しているクマ27頭への給餌や給水の現状を確認した。

視察したのは、NPO法人「地球生物会議」に所属する獣医師と動物行動学研究者。
2人は同日午後、県職員2人の立ち会いの下、約2時間かけて牧場を見て回り、牧場経営者の長崎貞之進氏(68)から給餌や給水の方法について説明を受けた。

(略)

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※転送・転載可です。転載・転送される場合は[ALIVE-news]より転載と明記してください。

NPO法人地球生物会議(ALIVE) 事務局
http://www.alive-net.net/




茨城県の特定動物による人身事故というのは、アミメニシキヘビによるものです。
茨城県・秋田県の両事件においては、ALIVEではそれぞれの県に対して監視徹底や情報提供など改善を求めていました。

http://www.alive-net.net/companion-animal/gyousha/ibaraki-2012.htm
      
2012年4月14日、茨城県牛久市の動物取扱業者が飼育するアミメニシキヘビが、店舗オーナーの父親を襲い死なせるという事故が起きました。
当該業者は、動物の生理・習性・生態を無視した劣悪飼育や法に抵触する行為を行っており、当会では長年にわたり当該業者に対し調査を行い、茨城県に情報提供や監視徹底のお願いをしてきました。
今回のヘビによる殺傷事故を受け、当会では茨城県に以下要望書を提出しました。

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八幡平クマ牧場の視察の様子はこちら
      
八幡平クマ牧場 現地視察レポート(概要)
http://www.alive-net.net/zoocheck/kumabokujou/kuma-hachimantai5.htm


今回の2つの人身事故は、ALIVEが指摘しているように、特定動物の飼養許可基準が甘すぎることに起因するものだと思います。
特定動物の逸走時の緊急対策が定められていないのに、娯楽目的や愛玩目的での特定動物の飼養が許されています。
事故を通して、多くの問題が露呈されていますが、事故が起こってからでは遅いです。
少なくとも、娯楽観光や愛玩目的での特定動物飼養は、原則禁止としてほしいです。
いかなる動物の犠牲も、人間の犠牲もいりません。