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ウクライナは訴える
JUGEMテーマ:日記・一般

NHK ETV特集 2012.9.23
シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告「第2回 ウクライナは訴える」

去年4月、チェルノブイリ原発事故25周年の会議で、ウクライナ政府は、汚染地帯の住民に深刻な健康被害が生じていることを明らかにし世界に衝撃を与えた。
チェルノブイリ原発が立地するウクライナでは、強制避難区域の外側、年間被ばく線量が5ミリシーベルト以下とされる汚染地帯に、事故以来26年間、500万人ともいわれる人々が住み続けている。
公表された「Safety for the future未来のための安全」と題されたウクライナ政府報告書には、そうした汚染地帯でこれまで国際機関が放射線の影響を認めてこなかった心臓疾患や膠(こう)原病など、さまざまな病気が多発していると書かれている。
特に心筋梗塞や狭心症など心臓や血管の病気が増加していると指摘。子供たちの健康悪化も深刻で2008年のデータでは事故後に生まれた子供たちの78%が慢性疾患を持っていたという。報告書は事故以来蓄積された住民のデータをもとに、汚染地帯での健康悪化が放射線の影響だと主張、国際社会に支援を求めている。

今年4月、私たちは汚染地帯のひとつ、原発から140キロにある人口6万5千人のコロステン市を取材した。この町で半世紀近く住民の健康を見続けてきた医師ザイエツさんは、事故後、目に見えて心臓病の患者が増えたことを実感してきたという。その原因は、食べ物による内部被ばくにあるのではないかとザイエツさんは考えている。予算が足りず除染が十分に行えなかったため、住民は汚染されたままの自家菜園で野菜などを栽培し続け食べてきた。また汚染レベルの高い森のキノコやイチゴを採取して食用にしている。
学校の給食は放射線を計った安全な食材を使っている。しかし子供たちの体調は驚くほど悪化。血圧が高く意識を失って救急車で運ばれる子供が多い日で3人はいるという。慢性の気管支炎、原因不明のめまいなど、体調がすぐれない子供が多いため体育の授業をまともに行うことができず、家で試験勉強をして体調を崩すという理由から中学2年までのテストが廃止された。
被ばく線量の詳細なデータはなく、放射線の影響を証明することは難しいが、ウクライナの汚染地帯で確かに人々は深刻な健康障害に苦しみ、将来に不安を抱えながら暮らしていた。

しかしIAEAをはじめとする国際機関は、栄養状態の悪化やストレスなども原因として考えられるとしてウクライナの主張を認めていない。放射線の影響を科学的に証明するには被ばくしていない集団と比較しなければならないが、住民の被ばくに関するデータも、被ばくしていない集団のデータも十分ではなく、今後も証明は困難が予想される。

国際社会に支援を訴えながら、放射線の影響とは認められていないウクライナの健康被害。チェルノブイリ原発事故から26年たった現地を取材し、地元の医師や研究者にインタビュー、ウクライナ政府報告書が訴える健康被害の実態をリポートする。


原子力発電について / 2012.10.02 Tuesday 10:54 | 
「たね蒔きジャーナル」☆小出裕章氏が話された内容録画と文字おこし
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たね蒔きジャーナルって、ご存知ですか?

有名なラジオ番組です。特に、3.11の福島第一原発事故後から注目されている番組です。
「一つのラジオ番組を存続させてほしいと、これほど多くの人が声をあげる例は聞いたことがない」と、朝日新聞の夕刊(窓―論説委員室から)で紹介されていたので、ここに記したいと思います。
↓  ↓  ↓

◆毎日放送(大阪)が2009年から始めた「たね蒔きジャーナル」

「ニュースの種を見逃さない」という狙いで、旬の問題についてゲストの専門家らが1時間、論評する。
存在が広く知られたのは福島第一原発事故後だ。京都大原子炉実験所の小出裕章助教らが出演し、事故の状況をわかりやすく伝えた。

今春、この時の原発報道で関西の優れた報道に贈られる坂田記念ジャーナリズム賞特別賞を受賞した。

毎日放送は打ち切りを発表していない。が、10月の番組改編で終わるという話が流れ、存続運動に火がついた。8月27日、小出さんや反貧困ネットワークの湯浅誠さんらが同社を訪れ、「市民スポンサーとして支えたい」と申し入れた。同社は幹部が対応し、要請を聞きおいた。

社の前に集まった数十人を前に、小出さんは「原発事故でマスメディアは権力側の情報を流したが、この番組は全く違った」と語った。

生の言葉をじっくり伝えるラジオの利点を生かした番組づくりが、支持を広げた一因だろう。熱い思いを受けとめつつ中立を守る放送局の立場もわかる。ネット時代、オールドメディアの役割はまだまだ大きいと自戒をこめて思う<前田史郎>

 【朝日新聞2012.9.5(夕刊)より】

◇  ◇  ◇

ラジオ「たね蒔きジャーナル」打ち切り!? 京大・小出裕章氏らがノーギャラ出演宣言&カンパ呼びかけ

2009年に始まった「たね蒔きジャーナル」は硬軟とりまぜた報道番組で、聴取率は悪くないという

昨年3・11以降、原発事故報道で全国に名を馳せたラジオ番組「たね蒔きジャーナル」(大阪・MBS、月〜金・夜9時〜)。当時メディアから干されていた小出裕章・京大原子炉実験研究所助教の解説をほぼ毎日放送した「たね蒔き〜」は、YouTubeにアップされて、全国の人が聴き入ったものだ。だが、いま、番組は存亡の危機に立たされている。

「たね蒔き〜」が「今年10月の改編で打ち切り」との関係者談を報じたのは、8月4日の東京新聞。実は7月下旬からネット上では噂が流れ、存続祈願のプラカードを持ってMBS前に押しかけるファンや、MBSに電凸(電話突撃)をする人も現れていた。MBS側は9月中旬の改編発表までノーコメントだが、「社内上層部は事実上、打ち切りを決めている」(関係者)との声もある。

そんななか、8月16日に本格的な動きが立ち上がった。

『たね蒔きジャーナル』存続のため、私たちは無料ボランティア出演で経費削減に協力します。番組を支えるために多くの人々にカンパを呼びかけます

そう宣言した「呼びかけ人」は、小出裕章助教、飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長)、原口一博衆院議員、原一男氏(映画監督) 、山本太郎氏など。事務局は有志がつくった「すきすきたねまきの会」で、湯浅誠氏(反貧困ネットワーク事務局長)ら。いかにもネトウヨが活気づきそうなメンツだが、どんな“活動”をするのか。湯浅誠氏に話を聞いた。

――どういう経緯で今回の動きになったのでしょうか。

「私が打ち切りの話を聞いたのは8月3日。小出さんたちと話をして、急遽、会を立ち上げました。私も『たね蒔き〜』の前身の番組に出たことがあるし、3・11以降にYouTubeで小出さんの放送をずっと聞いていました。こういう良質な番組がなくなるのはとても惜しいですから」

――呼びかけの中身は?

メディア出演経験がある方で『無料ボランティア出演してもいい』という賛同者や、一般の人からの『たねまきカンパ』を募っています。カンパ目標は1000万円。平日夜間60分の番組の1年間のスポンサー料を想定したのですが、金額が明かされないので1000万円としました。それをもとに、8月末〜9月上旬にはMBSに番組存続のお願いにいく予定です」

――打ち切りの理由は「関西電力からの圧力」という説もありますね。

事務局の湯浅誠氏(Photo by 中川賢俊)

「可能性はゼロではないですが、それよりも経営全体の理由だと思います。メディアの広告収入が減るなか、特にラジオは本当に苦しい。だからMBSを責める気はないんです。そこでカンパを集めてMBSに渡す、いわば市民がスポンサーになって番組を存続してもらおうと。結果的に、MBSが交渉のテーブルに乗ってくれなかった場合、お金は東北被災地のコミュニティFM局に寄付したり、良質な報道番組を支えるために活用する予定です。だからカンパがムダになることはありません」

――そうまでして、この番組を支援する理由は?

「いまメディアへの不信が広がって、誰を信じていいのかわからない状況です。そんななかで、『たね蒔き〜』はマスメディアに対する信頼を繋ぎ止めていた番組の一つだと感じます。その番組のピンチに対して、『自分たちが支えよう』といって市民が参加するのは、意味があるんじゃないかと思います」

MBSが番組改編を発表するのは9月中旬。それまでに寄付を集めて交渉が成立するか? 残された時間は1か月を切っている。


取材・文/日刊SPA!取材班
http://nikkan-spa.jp/272308


◇  ◇  ◇

小出裕章氏がたね蒔きジャーナルで話された内容録画と文字おこし
↓  ↓  ↓
※小出裕章(京大助教)非公式まとめ
http://hiroakikoide.wordpress.com/


原子力発電について / 2012.09.07 Friday 23:51 | 
坂本龍一さん「再稼働、それでも 存在かけて声上げ続ける」
JUGEMテーマ:日記・一般


声を上げる、上げ続ける。あきらめないで、がっかりしないで、根気よく。社会を変えるには結局、それしかないのだと思います。


6月15日の朝日新聞「再稼働、それでも」の欄で、音楽家の坂本龍一さんの記事が掲載されました。

*********

「再稼働、それでも」 存在かけて 声上げ続ける


原理や原則についてきちんと議論がなされないまま、「論理」ではなく「空気」で物事が決まっていく。そんなこの国のありように、ずっと違和を感じてきました。
野田さんってその違和を体現したような存在なんですよね。菅さんさんのもとでは震災復興が進まないという空気が醸成され、民主党内の手続きだけで野田さんが首相に決まり、福島第一原発事故を受けて菅政権が曲がりなりにも掲げた「脱原発依存」を、大した議論もないままなし崩しにしてしまった。

「国政を預かるものとして、人々の日常の暮らしを守るという責務を放棄できない」。野田さんは再稼働に関する記者会見で「国民生活を守る」を繰り返していましたが、この「国民」っていったい誰のことなのでしょうか。私には「『原子力ムラ』に住んでいる人たちを守る」と言っているようにしか聞こえません。

大飯原発を再稼働させなければ関西で15%電力が足りなくなるというのは、一種の脅しです。私たちには検証のしようがないんですから。電力会社が地域を独占していて競争原理が働かないから、そんな脅しが効果を持ってしまう。世論調査では依然として原発に懐疑的な人が多いのに、こんなやり方で再稼働が決まってしまうとしたら、この国の民主主義はとても成熟しているとは言えません。

とはいえ、それでも、原発事故を受け、個人が動き、ものを言い始めたことには希望を感じています。


もうお上やマスコミは信用できないと、自分たちで放射線量を計測し、地図上に落としてデータベースをつくる。あるいは若い人たちがインターネットを通じてつながり、新しいスタイルのデモを繰り広げる。日本でこれほど個人の力が発揮されたことは、かつてなかったのではないでしょうか。

それなのに、このまま再稼働が決まってしまったら、「自分たちの声はどうせ届かない」「政治や社会にコミットしても何も変えられない」という絶望が広がるのではないかと心配しています。せっかく立ち上がった個人が意気消沈し、以前のような、もの言わぬ社会に戻ってしまってはたまらない。

そんな思いから「NO NUKES 2012」という、脱原発を訴える音楽イベントを7月初めに開催します。デモや集会もいいけど、自分の生業である音楽を通じて脱原発のメッセージを発信するのが、一番真摯なやり方だと考えました。


私はまだ、諦めていません。自らの存在をかけて、声を上げます。
欧米では有名無名を問わず、社会的な問題について意見を言うのは当たり前です。日本だって1960年代末から70年年代くらいまでは、ロックミュージシャンが政治的な発言をしていた時代もあったんですよ。それがいつしかチャリティーですら「偽善だ」という批判に強くさらされるようになり、とてもやりにくい時代が続いた。音楽家は音楽だけやっておけ、政治的な言動はとるなと。

しかし、3.11を受け、これも変わりつつあります。音楽家や芸能人、さまざまな立場の人がそれぞれのやりかたで被災地を支配し、それが当たり前になってきたのは歓迎すべきことです。

声を上げる、上げ続ける。あきらめないで、がっかりしないで、根気よく。社会を変えるには結局、それしかないのだと思います。
(聞き手・高橋純子)




3.11以降、原発のことを真剣に考える人が増えてきました。でも、動物たちのことに目を向ける人は、ほんと少数です。

「原発にNO!」の声を上げる人やその活動をしている人は、賞賛される時代になりました。でも、動物のことを真剣に考えたり、動物の側に立って物事を考えそれを表明している人に対して、社会は見向きもしません。賞賛されることなどありません。

原発のことは、人間の、そして自らのことと結びつきやすいから、考える人も多いと思います。でも、動物たちの苦しみは、いつまでも無視され続けています。
一体いつまで、動物たちは、虐げられ苦しめられ続けるでしょう。




声を上げる、上げ続ける。あきらめないで、がっかりしないで、根気よく。

がっかりなどしても、あきらめることなどできません。
あきらめたら終わりです。社会を変えるには、自分から変わること、そして声を上げ続けること、決して諦めないことです。


原子力発電について / 2012.06.24 Sunday 15:21 | 
田中優さんコメント「再稼働ではなく、原発の廃炉を」
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<田中優さんのメルマガ「田中優の“持続する志”」より>
     
『再稼動ではなく、原発の廃炉を』

●2012.6.4 衆議院第一議員会館
「取れない責任を取ると言うな 大飯原発を再稼働するな 緊急記者会見」

他出席者 マエキタミヤコ、鎌仲ひとみ、水野誠一、本内みどり、桃井貴子、坂田昌子、花岡和佳男、阿部知子、福井県庁前から中継 山本太郎、佐藤潤一

−−−−−
以下、田中優さんコメント
 
僕の方からは「需給関係」と「今回なぜ再稼働しようとしているのか?」についての話をしたいと思います。

昨年私たち東京周辺に住んでいる人達はみんな計画停電、輪番停電というものに遭ったわけですけど、それ徹底的にデータを洗って調べてみました。役に立っていたのは2日間だけ。それはしかも地震の直後の1週間に集中していました。

「じゃ、どのときに停電をすべきだったか?」と調べてみると、春の時点では必ず気温が低い日にだけピークが出ます。しかも平日の場合には朝9時から12時、休日の場合には夜6時から9時。そう、明瞭な時間帯が決まっていて、その時以外は計画停電をする必要がなかったです。

ということは何でこれだけ計画停電をされたのか?

実はこれは“脅し”です、単なる。
『お前ら原発に反対したらどんな目に遭うかわかってるのか?こんな目に遭うんだぞ、だから原発に反対するんじゃない』という脅しのためにされていたのが、昨年の計画停電だった。

今年のこの夏に向けての計画停電、これについても基本的に同じです。

まずひとつ、ピークが出るのは必ず、夏場平日日中の午後1時〜3時にかけて気温が30何度を超えるときに限られてます。ですからその時にしか出ないということ。しかもその中で、例えば橋本市長は「その時には市民が不便な思いをするか、少し安全に目をつぶるかどっちか二つに一つだ」なんて言ったけども、ウソです。

というのは、家庭の消費はピークの時間帯10%しかないからです。
なんせ、平日日中の時間帯と言うのは3分の2の世帯が不在です。
ですから3分の1しかいない、しかもその人たちの最大消費ってエアコンじゃないです。冷蔵庫です。ですから残念ながら、それを減らすことすらできない。にも関わらずその人たちのせいにされた。

本当は90%を消費しているのは、事業者です。そこを隠して話をこう進めてしまってきている。

もう一つ供給側です。
供給側の方、関西電力は少なく見積もっているのは2つ。
その内のまず一つ目が「他社から受電できないんだ、北陸電力とか中国電力とか中部電力から買ってくる電気がなかなか受けられないんだ」というもの。これウソです。
これは共同通信が調べて、「同じ日にピークが出たことがない」というのを実証しています。

そしてもう1点間違っているのが揚水発電の利用率が半分以下にされている。これ揚水発電も実は前日の夜に電気を買ってきて、水を上に上げておかなくちゃいけないんです。
その時の電気は、よその電力会社から買うか、自分のところの火力を動かすかしかなくなる、つまりどっちも金がかかるんですよ。で、金がかかるからやりたくない、それが実態でした。

そして原発が現時点で廃止になると、1兆5千億円の資産を持っている関西電力の中で原子力は8千900億円をつぎ込んでいるので残り6千400億しか残らなくなる。ところが現状、関西電力の赤字額は毎年2400億円、3年でつぶれるんです。

つぶれらたどうなるか? 株もパー、社債もパー、そしてそこに貸し込んだお金もパー、実は一番困るのは銀行などの金融機関じゃないか? 
別に銀行が困るからって我々の命かけてもらっちゃ困るんです。

私たちは、こんな明瞭に解決できる問題のために命を賭けなければならないほどの存在であるとは、到底思えません。

そして僕はもう一つ言っておきたい。菅元首相が「2025年に廃炉」と出してきたけれども、この段階的廃炉、ダメです。
よくドイツがやったらそれが良いっていう風にみんな思うんだけど、これ単なる西洋かぶれです。

ドイツに地震が起きますか?起きないでしょ?ドイツに地震なんか。
日本だけですよこんな4000ガルなんてケタ外れの地震が起こるのは。
4000ガルでもつ原発があるんだったら見せて下さい。世の中に存在しないです。
それを私の責任で動かす?あんたの責任というのは地震を止めることなの?できるの?本当に。

だからこんな無責任な話あってはならないです。だからこの日本の中で明瞭に事実だけ見れば4000ガルの地震が起こる国でいつ起こるかわからなくて、そこの活断層の上に、それも東洋大の渡辺先生が見つけましたね、
この活断層の真上に立つ大飯原発を動かしていいかどうか? 
そこが問われているのです。

私たちは神に祈りながら原発を動かしたいですか?
僕は命を賭けるに値しないと思いますよ。たかが電気に。しかも今の時点では解決できるのに、そこに命を賭けるのは関西電力にお金を儲けさせてもらっている人達だけにして欲しい。
それ以外の人たち関係ないんだから、こんな監禁されるような状況はやめてほしいです。

とにかく僕はこの再稼働には絶対反対です。

どのような理由を立てたとしても、ことごとく間違っています。
ですからこの再稼働を止めて、もう日本は原発をなくすべきです。
地震にもつ原発はありえないんですから。それをお伝えしたかったんです。

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質問「デモや署名をやったが効果をあまり感じられなく無力感を感じます」

ある方が「私のように内側に入っている人物が言うことの方が全然強烈なんだ、デモをやっている人なんて影響を及ぼしてない」ってどこぞのラジオで言った人がいるんだけど、とんでもない間違いです。思い上がりです。 

やっぱりみんなの動きがあるからこそ成り立つことですね、それはやっぱり力があるんだということを信じて、絶えず納得するしかない。
それともうひとつ、僕は別の解決策と言うのをいくつも考えついています。

需要を下げるの簡単です。事業者です。東京で圧倒的に増えたのはオフィスです。
オフィスの中の21・3%は照明器具が増やしました。これ、1本に下げても同じ明るさにできるんですよ。つまり半分に下げること簡単にできます。

45%はエアコンです。45%のエアコンは、ガスエアコンに替えると10分の1の電気にすることができます。しかも、それによってランニングのコストもガスの方が安いので、電気エアコンを使っているところだったら簡単に10分の1にしてその分だけ得させることができる。これが需要側にできることですね。

今度はじゃ供給側を考えましょう。供給側には「グリッドパリティ」という言葉がありまして、送電線からの電力会社の電気を買うことと、自分の太陽光とかで発電した場合の電気のコストが同じになることを「グリッドパリティ」と言います。
今年に入ってからグリッドパリティ実現しました。何と、 太陽光発電で1kwh当たり19円を下回ります。

今我々電力会社から24円で買っていて、このあと値上がりして26〜27円になります。明らかに19円の方が安いですね。

経済原理からそれをつけっちゃった方が得になりますよ、これは商売としてやれる、その商売をどんどん広げていってもらって、原発いいですけど、高いから誰も買いませんよ、という形に社会を作ってしまうこともできる。

だから僕は、ここから先は事業者にもがんばってもらいたいと思います。経団連から抜けた人達が新しい団体を作ったようだけど、こういう運動に期待したいと思っているし、いろんなジャンルから、いろんな運動が出てくることで解決策が生まれるものなので、その中のジャンルの一つを支えていると思って、自分に自信を持ってほしいと思います。

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大飯原発の再稼動について、「これは電力需給関係の問題ではない」って関電がしつこく言ったわけです。
つまり足りる足りないの話ではないんだ、それに対して仙石氏がはっきり言ったのは、「これは企業会計の問題だ」、つぶれてしまうから、企業会計上どうしても再稼動しなければならないのだと言ったんですね。

企業会計のために人の命を賭けるっておかしいです。企業会計に例外を置けばいいだけではないですか。

原発の場合、経費の9割以上が「固定資産経費」で、特に燃料費が少ないんですよ。
圧倒的に設備費用の方がでかいんですね。それの固定資産がさっき言ったように8千900億円あるわけで、それが「負債」にされてしまうと困るわけです。

それなら当面の間、動かしてなくても「資産」として認めると扱えばいいと思います。
それが毎年毎年減価償却されながら減っていくだけのことになります。今の政権がやろうとしている「とりあえずの時間延ばしをして、その間に稼いだお金でペイしちゃおう」ということを、実質的にできてしまうことになります。

だからなにも人を人身御供にしなくったって、企業会計の中にその現状のものを「とりあえず動いてなくても資産と認める」と例外を作ればいいだけですよ。


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10年以上前にアメリカではこれをストランテッドコストと呼んだんですよ。
「どうにもならないコスト」。
電力自由化が進んだ時に、それまで進められてきた原発などの資産が負債になり、そのコスト処理に困ったとき生まれた言葉です。原子力ムラの人たちは、10年前にその言葉を聞いたとき、何も気づかなかったのって思うんです。きっと気づいていたはずです。

そして原発は今六ヶ所村の再処理工場が動かなくっても毎年1千100億円かかる。
もんじゅが動かさなくても200億かかる。原子力は大雑把に計算すると年あたり動かなくても約80億かかる。
だからそんなもの持ってるとどんどん不良債権に沈んでいくんだから、もうきっぱり廃炉にすべきだ。

とにかくここは決断が必要な場なんです。

ところが今の政治家っていつでもそうなんだけど、「Aという説とBという説を折衷する」調整担当だと思いこんじゃっているんです。だからどっちが正しいかなど全然判断しない人が多くなっちゃってる。これが問題だなと思います。

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質問 「 地元の方が原発がなくなったら雇用がなくなるとよく言われるが、原発ってなくなっても廃炉に、止めていくための仕事があると僕は思うがこれは合ってますか?」

はい、合ってます。廃炉のコストって非常に莫大に長年に渡ってかかるので、現地の雇用を継続すると言う意味では十分な費用になります。

ですので基本的にはそれがあり得るんですが、僕はかつての時代と今の時代と違ってきたことがあると思うので、それを利用したいんですね。

要は、今は自然エネルギーがドイツが始めた頃のように、高くて具体性のないものではなくなりました。今ではそっちの方が安いです。日本は特に原子力を推進してしまったおかげで、めちゃくちゃコストが高いので、相対的に自然エネルギーの方が安いんですよ。

じゃあそのために海が必要、風が吹くところが必要、光が当たるところが必要、水の流れるところが必要、木材がいっぱいあるところが必要となりますが、それはどこですか?地方なんですよ。
原発立地自治体は地方ですから、そっち側の方がはるかに条件が良くなります。

で、自然エネルギーの買い取りが、いよいよ7月から始まる。そして経産省の「電力システム改革専門委員会」が、2014年から2015年に「総括原価方式もなくします、家庭の電気も完全自由化します」という方針を出しましたね。

だからもう自然エネルギーに、そろそろ助走をかけていかないといけない時期ですよ。その時に一番向いているのが今原発を建てているような地方の側ですから。

それを事業化していったら、そっちの方が儲かるのに、何でわざわざこんな儲からない原発なんかやらなくちゃいけないの?雇用って命を少し放射能で減らすけどその分カネがもらえるっていうのを雇用って呼ぶの? 

僕ね基本的にこれ雇用じゃないと思うんです。人を殺す代わりに、人の命を削らせる代わりに金をやるというのは、これは雇用の名に値しない。そんなの雇用じゃないって思ってる。だけどもやめていくための被曝はどうしてもせざるを得ないことですから廃炉についての仕事はこれは聖なる仕事としてやらざるを得ない。それも雇用になります。

それ以上の雇用になるのが、地域の中で自然エネルギーにシフトさせていくことだと思います。
オーストリアでは雇用者数、バイオマスにして15倍増えました。ドイツでは12倍増えました。そっちの方が全然いいんじゃないですか?

その新しい未来の方向というのを見せることが大事で、僕は政治家にはビジョンを持つ人になって欲しいんです。
AとBを調整する人ではなくて、未来こういうのがあるんだよって出せるビジョニストこそが政治家になるべきで、今のビジョニストでない失業を恐れて何でも財界の言いなりになっちゃっているような政治家たちには、早く辞めて欲しいと思います。


●6月13日田中優ブログ
http://tanakayu.blogspot.jp/2012/06/blog-post_13.html


原子力発電について / 2012.06.24 Sunday 10:06 | 
「それでも未来に憧れる ふきのとう」「絶望、悲観する前に」
JUGEMテーマ:家庭



田中優さんのメルマガより、抜粋記事をご紹介します。
    
『それでも未来に憧れる』「ふきのとう

ずっと冬を耐えた土の中から生まれる山菜は、放射能を集めてしまっている。

これがどれほどさびしいことか分かるだろうか。
厳しい冬をやっと越えた春、その命の息吹が汚されてしまっている。
やっと芽生えた命は汚されているのだ。これが東北各地を覆ってしまった。

ふきのとうが食べられなければ、やっぱりスーパーで産地を調べながら買うしかない。今まで採れていたものを買わなければならないことは生活を貧しくする。

これが重大なのは、「おカネがなければ生活できない部分」を増やしてしまうことだ。都会に住む私たちは、「おカネがなければ生活できない」ことを当たり前に思っている。しかし違うのだ。自然が豊かにそこにあることは、おカネがなくても暮らせる生活を担保してくれるのだ。
いわば貯金だ。豊かな水があり、山菜が生え、魚や動物など豊かな自然のあることが、私たちの命を保証してくれるのだ。

今回の福島第一原発事故で、私たちはとても貧しくなった。そしてまた一歩、自然から遠ざかることになった。次に食べられるのは、セシウム134,137を合計して100分の1以下になる150年以上先だ。それまでふきのとうが食べられるものであることを、人々は覚えていられるんだろうか。

カネに頼らなくていい部分が広がれば、貧富の格差も今ほど大きな問題ではなくなるし、働くことも奴隷のようなものではなくなる。

水は雨水利用すれば水道代、下水道代が少なくなるし、省エネ製品と自然エネルギーを入れれば電気も買わなければならないものではなくなる。
何世代も使える住宅になれば、ローン地獄に追われてそのために一生を捧げるような暮らしから逃れられるだろう。さらに北欧のように医療費と学費が無料になれば、人々の暮らしはあくせくせずにすむ豊かなものになれるだろうと考えてきた。そのために融資を役立てていければいいと思ってきた。

もう二度と原発に頼らなくていいように、エネルギーを自立させよう。
自動車も自然エネルギーで発電した電気で走らせよう。
汚染されない食品生産を実現しよう。


 【転載 ここまで】


***********

◆お金に頼らなくていい部分が生活の大部分を占めるような暮らし

若杉友子さん『野草の力をいただいて』より抜粋
    

絶望、悲観する前に

「原発の放射能が止まらない。もうダメだ」
なんて悲観したり、絶望してる人がいるけど、冗談じゃない。そんなことはない。絶望するっていうことは、それだけ心が陰性な証拠。血が悪いから、すぐあきらめたり、絶望したりしてしまう。陰陽は食べ物だけでなく、ものの考え方にも現れる。

見えない放射能に怯えるくらいなら、体温上げる食事をして、血とからだを立て替えて、ちゃんとした生活をすればいい。

日本人は、これまでずっと「モノ、モノ」「金、金」を求めて、ひとつの方向に流れてきた。その流れから、「私一抜けた」「二抜けた」って抜け出して、田舎で暮らして、昔の日本へ逆戻りすればいい。はっきり言って私には、こういう時代のほうが面白い。一汁一菜の倹約の生活をすりゃ、無理に働いて金を稼がんでもいい。ここで暮らしてごらん。米とある程度のものさえ持ってりゃ、おかずは草や畑の野菜をとってきて、ちゃんちゃんと料理すればいい。人が来ても、草の料理を出してやりゃあ、誰が来ても喜ぶから。

「おばあちゃん、草って食べられるんやね」
「あたりまえやないの。今は野菜で病気をする時代やで。今の野菜には、生命力がない。草を喰って生きていかにゃ」

放射能時代を生き抜くには、絶望したり悲観したり、右往左往する前に、とにかく食べ物で血とからだを作り変えていくこと。ホンモノの食べ物を食べることで、自分を、家族を、世の中を、変えられる。うん、今こそチャンスだよ。私はね、そう思う。

  『野草の力をいただいて』若杉友子 p.213〜214より抜粋




ご近所さんからヨモギを頂いて、昨日はヨモギ餅を作りました。木の芽と白みそで作った和え衣をのせて食べました。木の芽は今、たくさん葉っぱをつけてくれています。

すごく満たされた気持ちがしました。
私は、もともと一汁一菜の食事で大満足で、惣菜一品もいらないくらい。
これからは、野草をちゃんとマスターしたいですね。
毒草もあるし、間違えないようにちゃんとした知識を持ちたいし、私にとっても、「ほかの人には雑草に見えても、私には宝の山!」です。



◆若杉友子『これを食べれば医者はいらない』

日本人のための食養生活。
昔の日本人の「ごはん」って、すごい!

いまの日本の食べものって、なにかおかしい。
からだにいいと言われているものを意識して食べ、健康に関する情報をたくさん取り入れ、一日に必要な食事の量はカロリー計算で求める。
そんな状況のはずなのに、たくさんの人が生活習慣病やがんで苦しんでいる。
どこがおかしいのでしょう?

理由は、とても簡単です。
不健康なものを食べているから、不健康になるんです。
本当に正しい食事を、病院では教えてくれません。


◆若杉友子『体温を上げる料理教室』

若杉ばあちゃんが料理をすると、全国からどっと人が集まる。
いまの健康法は間違っている。正しい食事に変えなさい。

いま、何を食べればいいの?

今は食べる物があふれるほどあるけれど、間違った食生活で病気になっている人が本当に多い。元気のない子どもも多いでしょう。食生活を早く改めないと日本は大変なことになるって、ばあちゃん、本気で心配しているんですよ。

病気の原因はあなたの「食歴」に隠されている。
その原因を突き止めて、食生活を直していかない限り、健康は取り戻せないとばあちゃんは思うな。
その方法をこれから教えるから、よーく聞いてくださいね。


原子力発電について / 2012.05.16 Wednesday 08:05 | 
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